自然の中に行くので仕方ないとわかっていても嫌なんです。
虫さん達の存在。
バッタとかセミとかトンボとか…そんな虫なら別に普通に捕まえますけど。
でも。
師匠に「山で遭遇する気になる虫たち」の話を聞いて、
蜂はこわい。蚊はうざい。ブヨは嫌。ダニは気持ち悪い。
という感想です。
なので今回は素人でも簡単にできる虫対策についてです。
刺されたくないですからね。
しっかり勉強します。
今回は「蚊とブヨ」の対策です。
超基本!服装で対策
超基本の当然のことなのですが、黒っぽい色は避けましょう。
蜂が攻撃対象だと認識して、ぶーんと寄ってきます。
なるべく白っぽい色で。
おしゃれを優先すると虫に襲われるかも…?
頭まわり
師匠曰く、
「首筋と後頭部はヤバい刺される」
「女性なら髪を下して歩けば問題ないよ」
とのことです。
ショートカットの私はどうすれば…。
帽子はかぶるので後頭部はなんとかなるとしても首筋はどうしましょうか。
師匠に聞いてみたのですがちょっと普通の感覚だと真似できない方法でした。
参考にしたというのが日本陸軍の戦闘帽(帽垂れ付き)です。
軍装登山というものをやっている人はネットか何かで見ましたが、師匠はそうではなく。
いろいろ試してみてこれが最高に良かったと。
虫だけでなく強い日差しからも守ってもらえるし、通気性も確保できるからこれ以外ない!と。
ふむ。それはなかなかハードルが高そうな話…なんですが。
私もかなり変わった変なヤツなので特に抵抗なく受け入れられました。
普通の感覚だと絶対に抵抗ありまくりだと思うので少し探してみましたが、似たようなものはたくさんあります。
なので好みに合わせて選んでも何も問題ないと思います。
たとえば、こういうものです。
こちらの帽子は、コンパクトに折りたためるというのが売りのひとつです。
他にも、帽子の両サイドがメッシュになっているので蒸れにくいという点もいいのではないかと思います。
虫避け・日よけ・暑さ防止、と役立ちそうです。
上半身
時期的にも暖かい時や汗をかきそうな時でも長袖で行きましょう。
なるべく袖もまくらないようにします。
私は無意識に腕まくりしてしまうタイプなので、山では意識して長袖状態をキープしています。
虫対策以外にも、垂れ下がる枝などで傷を作ってしまうことも予防できます。
万が一、店頭した場合にも安心です。
暑い時期などは半袖のTシャツで登山!なんて気持ち良さそうですが、虫よけを最優先事項にしたいので却下です。
刺されたくないのが最優先の同志さん達は迷わず長袖で。
リスクは自分から減らしていきましょう。
下半身
私は普段からいわゆるカーゴパンツを愛用している人間なので、登山でも流用していきます。
けっこう厚手のものもあるので、仮に蚊が止まっても刺すことは無理だと思います。
虫の針や口?が届かなければ刺されないので、なるべく厚手のパンツで行きたいところです。
そういえば…ジョギングする人が使っているようなぴったりしたタイツみたいなもの、ありますよね?
あれって虫に刺されないんでしょうか。
ぴったりしているから蚊の針なんて簡単に通りそうですが…。
あれを着用できるほど自信のあるボディじゃないので検証しようもないのですが。
服装の基本は分かったので次はそれ以外の対策について見ていきます。
やっぱり最強なのはこれ
こいつをザックにぶら下げていればひとまず体に寄って来ることはありません。
昔ながらのものの威力ってすごいですよね。
蚊取り線香のニオイをまとっているだけで湧き上がる安心感のようなものもありますし。
アウトドア用として、ぶら下げるフックも売っているようなので検討してみてもいいかもしれません。
最近はニオイのちがうものも出ているので、従来のニオイが苦手な方も試してみてはどうでしょうか。
私はこちらを愛用しています。
このケースが便利です。
そして頑丈にできているので、何回ヤブこぎに付き合わせても破損なく使えています。
ただ、中身は使い切って以降いわゆる普通の蚊取り線香を使用しています。
こちらの森林香の方が効いているような気はしますが、
テント泊の場合、中で森林香に点火すると人間も目が痛くなるので要注意です。
虫よけスプレーはどうなの?
普段から運動する人間なのでなんとなくわかるのですが…
一般的な虫よけスプレーは汗で流れます。
瞬間的に虫を追い払うのには使えますが、効果は汗とともに流れてなくなります。
じゃあどうするの?って感じです。
そこで師匠オススメのハッカ油の登場です。
これを薄めてスプレーにして自分に振りかければ市販の虫よけスプレーより長持ちしますし、何よりハッカのスーッとスーッとした匂いが心地いいです。
ハッカ油スプレーの作り方です→手作りハッカ油スプレー
私のように作るのが面倒な方にはこちら。
便利なのですが、私は一度キャンプ中にこのビンからハッカ油が漏れたことがあります。
ポケットに入れていたせいか、そもそも使い方が悪かったのか内側のキャップがゆるんだようで漏れました。
もったいないのと同時に、しばらくの間、足がスースーしっぱなしで落ち着きませんでした。
言うまでもないと思うのですが、
ハッカ油は間違っても目に入らないようにしてください。
自宅でなら蛇口をひねれば水が出るのですぐに洗い流せますが、
万が一、登山中に起きてしまった場合、目が開けられないレベルに悶絶します。
スースーを通り越して痛いくらいだそうです。
筋肉痛対策にも虫よけにもなる
エアーサロンパスです。
虫よけスプレーより虫に効果があるという不思議な感じです。
しかも。
本来の使い道である「炎症を鎮める」「筋肉疲労に効く」の効果も付いてきます。
お得なのかはさておき、シューっとすると気持ちいいですよね。
そこに虫よけ効果もあれば最高のアイテムです。
ただ、そこそこかさばります。
必要な荷物に加えてこの比較的大きめのスプレーは………。
魅力的ではありますが、私はハッカ油で行こうと思います。
最後に…
大事な登山装備である虫よけグッズなのですが、問題点もあります。
かさばります。
どうしても荷物が増えてしまいます。
エアーサロンパスもそうですし、市販のスプレー類は地味に大きさがありますし。
(ハッカ油スプレーを小さめボトルで作れば良さそう…?)
必ず登山に持って行きましょう!というわけでもないので、自分の行くルートや行程などに合わせて持つ持たないなどを決める必要がありますね。
私の場合ですが、近所の低山や登山道のしっかり整備された山に行く時は蚊取り線香などの虫対策グッズは置いて行きます。
車でハッカ油スプレーを首などの露出して気になる部分にかけて行くくらいにしています。
虫対策を優先しすぎて必要なものを置いていくことのないように、しっかり計画を練ってから登山を楽しみましょう。
虫嫌いによる虫対策
○虫嫌いによる虫嫌いのための虫対策入門3◇虫よけその2(ハチとダニ)