今のところ日帰りできる山にしか行く予定はありません。
そんな日帰り登山でも、だいたいの場合は途中でお昼を挟むのでごはんを食べると思います。
食べる場所は人それぞれですが、頂上付近だったり休憩しやすくて見晴らしのいい場所だったり。
登山の達成感に加えて、空気も景色もいい場所で食べればなんでも美味しい!
弁当でもいいけど…
師匠に聞いた話なのですが、
師匠が登ったとある山の頂上でツアーの団体が昼食タイムだったとのこと。
団体ゆえに弁当も配られたのでしょう。
全員がいわゆる「幕ノ内弁当」的なものを食べていたそうです。
そこは比較的登りやすい山(だからツアーがいる)とはいえ、足場の悪いところもあります。
風もそんなに吹いていなかったのに、飛ばされた割り箸の袋を追いかける人、フタを追いかける人がたくさんいたそうです。
強風だったらどうなっていたんでしょうかね。
ゴミは飛んでいってどこかへ行ってしまうでしょうし、土(砂)ほこりも飛んできそうですし。
というか途中で雨降ってきたらどうするんでしょうね。
なんて大した登山経験のない私も考えれば分かるのになぁとか…┐( ̄ヘ ̄)┌
おにぎりっていい
片手で持てて、ぱくっと食べられて、片付けも楽ちん。
おにぎりが好きです。
登山でも、おにぎりは大活躍します。
おにぎりと少しのおかず。これがいいそうです。
(師匠は1合強の巨大おにぎりを持って行っているそうです。…デカい。)
仮に風が強くても、多少の雨が降っていても、おにぎりなら取り出して食べることはできますよね。
…まぁ雨はちょっとあれですけど…。
おにぎりに好きな具を入れて。私は普段なら鮭一択です。
変わり種として…唐揚げ・タコさんウインナー・ミートボール…。
時期によっては甘い卵焼きなんかもいいですね!
握るのが大変な具ですが、食べるとめちゃくちゃ元気が出ます。
もちろん傷まない傷みにくい食材を選んで持って行きましょう。
そんな私は山には具なしの塩おにぎりですが。シンプルイズベストで最高です。
私の山の定番になった食事
おにぎりは普段行くそこら辺の山に行く時に持って行く専用で、
けっこう大がかりな山に行く時はこちらのアルファ米シリーズにお世話になっています。
防災用品としておなじみになってきました「尾西のアルファ米」です。
私が一番好きなえびピラフ味を紹介です。
これのいいところは、
水でもお湯でも柔らかいごはんが食べられること
です。
(お湯なら15分くらい、水なら1時間くらい)
宿泊を伴う登山であれば炊事する作業があるので、お湯は沸かしますよね。
師匠も連泊の縦走をする時は、これを何種類か持って行くそうです。
このシリーズの白飯とフリーズドライのカレー・事前に作ったトンカツを合わせるのが初日のめしだと言っていました。
エビピラフ味以外にも、
白飯・赤飯・おこわ・おかゆ・チキンライス・ドライカレー等々。
いろいろ種類があるので好みの味を見つけてみてください!
ちなみにですが、このシリーズのごはんの量はそこそこあります。
小食の方にはちょっと多いかもしれません。
あと、人によって洋食系は胃もたれする可能性もあります。私は日高&ドライカレーコンビで胃もたれしました。
実は残雪の春山にも持って行っています。
もちろん日帰りなので、その場で調理した(湯を注ぐ)わけじゃないですよ。
事前の準備と対策で、ごはんも体も冷えない素敵な方法があります。
冷えたメシじゃ体も冷える
ですよね。
歩いて歩いて体は温まっていても、休憩で少しじっとしているだけで体はすぐに冷えてきます。
そこの冷えたメシを食べると…もう美味しいとか以前に寒いしなんかもういいや!ってなる気がします。
そこで。
師匠直伝のメシも体も冷えない方法です。
食べもの以外に用意するものは、
首から下げてお腹あたりまで届く長さのヒモのある巾着袋
です。
こんなのです↓
大きさ比較のために大きさ約10cmのころはむコロンと一緒に撮影です。
師匠の指導の元、今回私が行った方法です。
- アルファ米(エビピラフ)を用意する
- 乾燥剤とスプーンを出す
- お湯を注ぐ
- しっかり口を閉める
- 巾着袋に入れる
- 首から下げる
- アンダーウエアと山シャツの間に入れる
この状態で行きました。
お湯を注いだので巾着袋越しにおなか周辺がほわほわと暖かく。
ちょっとぬるめのカイロのようでした(*´ェ`*)
そして人肌ならぬ自分肌のおかげでごはんも冷めません。
実際、出発してから2時間後くらいに食べたのですがごはんはほわっと温かく。
巾着袋から出して食べ始めたら、当然ながら冷たい空気のせいで冷えてきましたが、半分くらいまでは温かいまま食べられたので満足です。
おにぎりでも同じことができます。
ザックに入れてしまうと冷えて固くなってしまいますが、自分のぬくもりでおにぎりも柔らかく比較的温かいまま食べられます。
ただしおにぎりは潰れやすいので注意が必要ですね。
この自分肌で温かいという話は八甲田山雪中行軍でも言っています。
餅は肌に抱いていれば温かいまま食べることができる
ってまさにその通りです。
現地で作るなら関係ありませんが、冬山で冷え切った登山メシではなく少しでも温かいものを…なんて欲望があるならこの方法です。
ちなみにこの方法ですが、
見た目などスタイル重視の方には出来ません。
おなかの部分に巾着袋があるのでその分太って見えます。
気にする方は別の方法を見つけてみてください。
私は温かいごはんを優先したのでこの方法です。
暑い時期以外には役立つ方法だと思います。
見た目を気にしない方はぜひ!