暑くなってきました。
少し肌寒いくらいの秋が大好きです。
南関東生まれ育ちの私は蒸し暑いのは慣れてはいます。…大嫌いですが。
今回は、けっこう本気で他人事だと思っていた熱中症です。
バテたのか体力がないのかと感じても実は熱中症?
そんな熱中症の症状などについて見ていきます。
曇っていても油断は禁物です。
汗をかきまくる
暑ければ誰でも汗をかくんですが、その日の私はとんでもなく汗をかきました。
気温は30℃(体感)・ほぼ無風・太陽がうっすら見える曇り
こんな条件の日でした。
本っっっ当に暑かったです。
あごから汗がぼたぼた垂れたのは生まれて初めての経験でした。
…普段運動していてもプロじゃないしそんなにガチで負荷をかけて自分をいじめたりしません。
今回の登山では、ただ歩いているだけで汗が流れて垂れることにびっくりでした。
私の歴史に残るであろう超絶不機嫌登山になりました。
熱中症の症状
まず熱中症とは。
高温の環境に長時間いることで、体温調節機能の乱れ・脱水症状・体温上昇が起こります。
そして、めまい・頭痛・吐き気・筋肉の痙攣など体にいろいろな不調が起こります。
その結果、最悪の場合は多臓器不全で死亡してしまうこともあります。
熱中症は症状によって段階があります。
(日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン2015」に書かれています。)
それまでは、熱けいれん、熱失神、熱疲労、熱射病と分けて呼ばれていました。
Ⅰ度
現場で対処することが可能です。
安静と水分補給(涼しい場所で)、ナトリウムの補給です。
- めまい
- 立ちくらみ
- 生あくび
- 大量の発汗
- 筋肉痛
- 筋肉の硬直(こむらがえり)
Ⅱ度
ここからは速やかに医療機関への受診が必要です。
体温の管理・安静・水分補給・ナトリウムの補給です。
- 頭痛
- 吐き気
- 倦怠感
- 虚脱感
- 集中力・判断力の低下
Ⅲ度
入院の必要があります。
- 中枢神経症状(意識障害・小脳症状・けいれん発作)
- 肝機能・腎機能障害
- 血液凝固異常
応急処置
熱中症になってしまったらどうしたらいいのか多少でも分かっていれば重症化させずに済むかもしれません。
Ⅰ度の時
涼しい場所(日陰など)に移動し、衣類を緩めて楽にします。
水分・ナトリウムの補給を行います。
スポーツドリンクを飲むのが効果的でいいそうです。
夏の定番の麦茶も。
冷めた味噌汁もいいそうです。
水を飲む、プラスして梅干し・塩飴でもいいそうです。
冷やせるものを持っていれば、わきの下や鼠蹊部を冷やします。
登山中にそんなものはなかなか持っていないと思うので、水を手足などにかけてあおぐのも1つの方法です。
適切な応急処置が出来れば、休むことで回復しますが年齢・体力など個々の条件が異なりますので、どのくらい休むといいなどは言えません。
それに、条件によっては症状が落ち着いてもダメージとして体に蓄積するので、続きの登山は相当苦しいものになると思います。
応急処置をしても回復しない・傾向も見られない場合は即下山です。
Ⅰ度でも症状が急に悪化する場合もあります。
Ⅱ度の時
応急処置後に下山です。
せっかく来たのにとか日程がとか言っていると死にます。
自力で下山出来ない場合には救助の要請をする必要があります。
とはいえ、登山中では緊急事態なので回復の兆候が全く見られない時には助けてもらいましょう。
体力のない人や高齢の方の場合は特にですね。
Ⅲ度
この症状が出た場合には、生命の危険があるので、応急処置し即救助要請を行います。
自分は熱中症だったのか
未だに真偽はわからないのですが、家に帰った後も体中がぽわぽわ火照っていて寝るのも大変でした。
暑くて寝付けないんですよね。
※イメージです※
熱中症Ⅰ度の大量発汗もどのくらいなのかわからないですし、それ以外はピンピンしていたので違うのではないかと今さら推測です。
ただ分かるのは、真夏の炎天下で走り回っていたあの頃より衰えたということだけですね。
小学生の頃ってなんで体力無尽蔵なんですかね…。