小さい子どもでも安心して使えるという虫よけ成分「イカリジン」。

日本に登場したのは少し前で、今さら感も漂いますがまとめてみました。

今夏、道中に笹やぶのある山に行く予定があるので蚊・ブヨ・ダニ対策として購入してきました。

今回選んだのは「天使のスキンベープ」ミストタイプです。

虫対策にイカリジンのスプレー

今回は「イカリジン」の特徴や成分などと登山に持って行けるかについてです。

湿疹持ちの肌でも大丈夫かという実験は次回登山で実験してきます!←家で実験するハメになりました。

虫対策にイカリジンのスプレー

イカリジンとは

有名な虫よけ成分のディートと同じような虫よけ成分です。

そんなイカリジンはドイツ生まれ。

日本では平成28年に初登場しました。日本ってドイツからの技術系輸入多い。

濃度は様々で5%から15%までの虫よけスプレーが発売されています。

私の買ったものは濃度15%のもの。

虫対策にイカリジンのスプレー

「有効成分」の項目を見るとそれぞれの商品のイカリジン濃度が確認できます。

イカリジンなのですが、

虫よけ効果のある虫の種類が4種類(蚊・ブヨ・アブ・マダニ)となっているので、その点には注意が必要です。

イカリジンはディートより虫よけできる虫の種類が少ないことになります。

イカリジンとディート

対応する虫が少なくても、

普通に生活しているレベルであれば問題ないイカリジンですが、ディートと濃度による違いなどはあるんでしょうか?

独立行政法人医薬品医療機器総合機構、Pdmaという組織があります。

そこに、イカリジンの虫よけスプレーの審査結果が掲載されています。

その結果をざっくり書くと、

イカリジン5%とディート10%を蚊・ブヨ・マダニに試したらどっちも6時間効果が持続したよ!

という感じの内容です。

イカリジン5%とディート10%は同じ、と解釈して良さそうですね。

効果のある虫の種類に違いはあっても、

一般的に避けたい虫に対しては、どっちの効果が上やら下やらという話にはならなそうです。

書くほどのことでもないのですが、

虫対策にイカリジンのスプレー

使用前に注意書きはしっかり読みましょう。

自分で使うものなので、他人の意見だけ鵜呑みにするのは危険です。

肌にやさしいのが売りです

湿疹持ちには嬉しい話ですね。

こちらも「お肌にとってもやさしい」と書いてあります。

虫対策にイカリジンのスプレー

湿疹持ちの肌で大丈夫?という話なんですが、夜中に家に侵入した蚊がいたので早速実験。

ベビーソープの香りというだけあって(?)けっこういいにおいがします。

ミストタイプなのでスプレータイプと違って、跳ね返り煙でむせることもなく。

シュッとして気になる部分に塗り伸ばしました。

ピリピリ感やベタつきなどもなく使えて、お肌にとってもやさしいというのを実感。

使用年齢に制限がないということも納得できる使用感です。

小さいお子様にも使える、と書いてありますね。

虫対策にイカリジンのスプレー

イカリジンの効果は人間ステルス化!

わかりやすく書くと本当にステルス化です。

イカリジンは、虫の感覚器官を麻痺させることで人間のいる場所をわからなくします。

要するに…虫目線で言えば、ステルス人間ですよね?

私が現在、山で愛用しているハッカ油は「虫が嫌うにおい」で虫よけできます。

北見ハッカ通商 ハッカ油ビン 10ml スプレー

シュッとひと吹きすると途端に虫がいなくなることから、においがイヤだから人間に近寄って来ないということがわかります。

一方のイカリジンは、ステルス効果で虫は人間に気付かずスルーして行くそうです。

家に侵入した蚊との戦いでも効果はなんとなくですが感じました。

布団からはみ出がちな足や腕、首周りに薄く塗り広げるだけなんですが、塗った後は蚊のぷーん音は聞こえなくなりました。

山でも実験するのが楽しみですね!

このまま登山に持っていけるのか

気になるのはここです。

この容器のまま登山に持って行くことは可能なんでしょうか。

虫対策にイカリジンのスプレー

使用後はザックにしまうイメージなので、隙間にスポッと入ってくれるといいんですが。

本体の厚さはこのくらいです。

虫対策にイカリジンのスプレー

問題なくザック内の荷物と荷物の隙間に入りそうです。

心配なのが誤射しないかという点。もったいないですからね。

でもよく見ると、最近のスプレー系にありがちなストッパー発見!

虫対策にイカリジンのスプレー

これで誤射の心配はかなり減ります。

これ以上の誤射防止措置を施すのかはちょっと悩みますが…

今回はレバーと本体の間にちょうど入るポーチがあったので挟んで、誤射防止にしてみました。

これだけだと心配な虫嫌いもいる

そうですね。いました。極度に虫嫌いなのになんで山に行くのか…。

そんな時には、蚊取り線香との併用、がおすすめです。

虫よけの代表蚊取り線香

携帯できるようにケースもあるのですが、取り付ける場所を間違えるとすぐにフタが外れます。

金鳥ミニ吊り下げ式かとり線香皿N

そこは自分で工夫するところなので文句言ったらいけないですね。

あと、注意しないとザックににおいどころかヤニのようなものも付きます。

腰あたりにぶら下げるのが良さそうですが、沢にも行く私は腰に装備するのはできません。

要するに試行錯誤して行けって話なんですよね。登山って。

ちなみになんですが、プロの方の使う超強力蚊取り線香・森林香も気軽に買えるようになりました。

プロ仕様ということなので…ケースも頑丈なんですかね。

ちょっと今、購入しようか思案中です。

猛烈に虫嫌いのヤツがいるので。

コダマ パワー森林香 10巻 携帯防虫器セット 屋外専用 アウトドア・農作業

イカリジンに加えて森林香も使えば…虫嫌いの虫よけもカンペキ?