もう無理だーーー!!!と登山中になった時も、

チラッと高度計を見ると、頂上まで100切ってるじゃん!!!なんてやる気が復活したりします。

もちろん逆のパターンもあるので喜びだけをくれるわけじゃない…登山の厳しさも再認識させてくれる存在。

そんな高度計です。

良い感じにまとまったとドヤ顔しておきます(`・ω・´)b

まず高度計って何?

高度計には、

  • 気圧式
  • GPS式
  • レーザー式
  • レーダー式

といくつか方式があり、用途も登山や航空機から人工衛星までいろいろです。

ここでは、登山でお世話になる気圧式の高度計についてみていきます。

高度と気圧の関係

高度計は、気圧センサーが計測した気圧の変化量により高度を計測するものです。

すなわち高度計は気圧計ということになります。

ざっくり簡単に高度と気圧の関係を書いてみると、

今いる場所より上にある空気は重力によって地球に引き寄せられているので下向きの力を受けています。

そのため高度が上がれば上がるほどその場所より上にある空気は減ります。よって気圧も下がります。

要するに高度が上がれば気圧は下がるということです。

登山に持って行くべき装備品の高度計

合わせて覚えておきたいのが、気圧と高度は比例して数値が変動するわけではなく振れ幅が多少あるという点です。

気圧が1hPa変化すると高度は8mから10m変化します。(標高3000mまでの話)

何が言いたいかって、どんぴしゃな高度が出なくても高度計が悪いわけじゃないよってことです。

なんとなくでも天気の予想もできる

高度計は気圧計なので、当然、気圧の変化はわかります。

よって登山中に、この後天気は下り坂だな…なんてことも予想することができますね。

登山に持って行くべき装備品の高度計

頂上や目印になるポイントなどの標高のはっきりした場所では高度を確認するクセをつけるといいと思います。

山が急に何mも成長することは考えにくいので、

本来の高度より標高が高く表示されたら気圧が下がり始めている証拠です。

登山中にこの後の天気がどうなのかと、ある程度でもわかることで気持ちの準備もできます。

(カッパを上の方にパッキングし直しておくかな?とかヤッケはすぐ出せるから大丈夫!とかです。)

そんな理由からも登山では高度計を活用するのはおすすめです。

登山口で数値チェック

気圧は生ものというわけではないんですけど、いつも同じ値を示すわけではありません。

変化するものなので、前回の登山で標高ばっちり合っていたから大丈夫!は基本的に通用しません。

登山に行く際には毎回、高度計の数値を校正するという作業が必要になります。

数値を校正する場所については、

家が高台だったり自宅の階数などでズレが生じるかもしれないので、登山口で高度計を校正するのが一番いいと思います。

樽前山

行く山の登山口と頂上の標高調べた時に忘れずにメモなりしておいて、登り始める前に忘れず校正しましょう。

あと、前日に天気予報などを確認すれば低気圧接近の有無などはわかると思います。

低気圧が徐々に接近している時などは、気圧も当然ですが変化します。

そういった時には標高のはっきりした場所でちょこちょこ高度計を校正してあげてください。

高度計だけど気圧計なので、気圧の変化で変わっちゃうんです。

高度計の種類

高度計は、

  • デジタル式(携帯型と腕時計型)
  • アナログ式(携帯型)

があります。

種類によって選択肢の多いもの少ないものとバラバラしているので良さそうなものを1つずつピックアップしてみました。

もちろん、独断と偏見です。

高度計機能のある腕時計

プロトレックに代表される高度計機能のある腕時計です。

私もプロトレックを使っています。

CASIO カシオ PROTREK 電波 ソーラー 登山用 腕時計[並行輸入品]

腕時計なのでちょこちょこ高度を確認したい人はこれ一択になりそうな気がします。

いちいち取り出さなくていいですし、高度計もけっこう正確に表示してくれます。

上で紹介した黄色いプロトレックは、

10気圧防水にソーラー充電システム・電波受信機能も付いているので、時間がずれたり電池がぁ…という事態も起きずに安心です。

見やすさばっちりのデジタル式

デジタル画面の流れで腕時計ではないデジタル高度計です。

【ぴぴっと】 多機能 デジタル高度計 気圧計 温度計 コンパス 天気 日時 日本語説明書付き

高度以外にも、気圧・コンパス・温度・日付・時刻・天気予報などの機能もあります。

任意のボタンを長押しすることでバックライトが点灯するので周囲が暗くても使用可能です。

言うまでもないですが、電池が切れたら使えないのでそこは注意が必要です。

使っていたらかっこよく見えそうなアナログ式

お手頃価格で購入できて、電源いらず、校正も表示もシンプルな高度計です。

ビクセン 高度計 アナログ 気圧計 付き ブラック 46811

高度は外側、気圧は内側です。

シンプルゆえに、高度の目盛りが知らぬうちに動くなんていうこともあるので注意が必要です。

あとちょっと高度の目盛りの間隔が広めなので、ガチ使用よりゆるめな使用がいいんじゃないかと思います。

アナログものって単純なのにクセがあるので扱うには知恵やら何やらが必要になるのが好きです。個人的に。

使い勝手がいいのはプロトレックかな…

腕時計ゆえに常に手首にいてくれるプロトレックです。

登山に持って行くべき装備品の高度計

登山中は高度表示モードにして、休憩ポイントや目印ポイント、バテてやる気がなくなった時に活躍します。

高度を確認するのに手間も何も必要なく、チラッと確認できるのですごく便利です。

前回の高度確認時よりさっぱり進んでいない・上がっていない時の衝撃は言い表せないほどのものですが。

少々高めの買い物にはなりますが、電波時計ではないものを選べばそんなに驚かないで済む価格で買えます。

私の時計がそうです。電波時計ではないのですが、今のところ時間も大きくずれないですし特に問題は感じていません。

気になる問題と言えば…手足フル活用する山でたまにピッと鳴って勝手にモードが切り替わるのをなんとか防ぎたいのにいい方法が思いつかないくらいですね。

 

最後になのですが、

私がスマホ派ではないのでアプリやスマホについては一切記載していないことをここに記します。

電話としてはガラケーが優秀だと思うんですよね。電話としては( ̄-  ̄ )