特に気にせず使っていた登山用の水筒についてです。
けっこう雑に扱っても大丈夫な頑丈さで絶対に漏れてこないのはもちろんですが、
登山中にへろへろでも扱いやすいか、飲みやすい形かどうか、
パッキングしやすい?とか洗いやすいかなど気にするポイントはありました。
あと、どのくらい水を持って行けばいいのかって悩みませんか?
まずはこちらからさくっと見ていきます。
登山にはどのくらいの水分が必要なのか
あくまで目安として必要な量です。
何度か山に行けば「このくらいの気候なら水はこのくらい」と分かるようになります。(なりました。)
必要な水分の計算その1
脱水量(ml)=5×体重(kg)×行動時間(h)
体重50kgで行動時間4時間の登山をするとなると、
5×50×4=1000mlで1リットル必要ということになります。
個人的な感覚の話ですが…もっと必要な気もするので最低限必要な量ということで見ておきます。
必要な水分の計算その2
必要な給水量=400ml×登山時間(h)
熱中症予防に必要な量です。
5時間かかる登山をするなら2リットルですね。
ちなみに私の持って行く水の量
私は夏なら2.5リットル持ちます。
往復10時間以上の山でもこれで今のところ足りています。
そして行く場所によっては、1リットルをスポドリにしています。
夏以外の季節は気温に合わせて1~2リットルを持って行きます。
北海道の秋山は寒いのでほとんど飲まずに下山などもけっこうあるので気温と天気と体調で決めます。
2つの計算式はあくまでも参考です。
それでは本題の水筒へ!
疲れて雑に扱っても大丈夫なタフ水筒
っていうのがすごく大事だと思います。登山用の水筒。
そこで今実際に使っている2種類を紹介します。
ナルゲン(広口)
疲れるとどうしても物の扱いが雑になるのですが、そんな時でも文句を言わずに付き合ってくれる「ナルゲンボトル」です。
軽いのにタフな水筒です。
保温性はありませんが、グラグラ煮えたぎる熱湯を入れても問題ありません。本体もフタも100℃までOKです。
主に1リットルのものを使い、あとは季節や行く山の水場の有無などに合わせてボトルの数を調整します。
ちなみに容量は1リットルでも口ギリギリの満タンまで入れると+αな感じでお得です。
満タンまで入れても漏れないので、夏登山では特にギリギリいっぱいまで入れて持って行きます。
フタにパッキンなどもないので、経年劣化の心配もなくフタがゆるくなったりそこから臭くなったりすることもありません。
パッキンって便利でいいんですが、たまに漏れの原因など悪の根源になったりするツンデレな存在です。
このナルゲンは密閉できて防水もできるので、水ではなく行動食なんかを入れる方もいるみたいですね。
そして名前の通り口が広いので、
- 水を入れやすい(沢水を汲む時も便利)
- スポドリの粉を入れやすい
- 洗いやすい
という便利な感じです。
口の広さは飲みやすさでもあるのですが、
油断して勢いよく飲むと流れてくる水が多すぎて口の横からだぁーっとなることが稀に起こります。
あと気になるのは、1リットルのボトルだとザックのヘッド部分に入れた時の収まりがちょっと悪いことです。
500ミリのナルゲンもあるのですが上にピコっと膨らんでやはり収まりが微妙な時があります。
そこでこちらの水筒とも併用しています。
自衛隊の水筒
ナルゲンにも同じような形の水筒はありますが、
持っているものを使って可能な限り出費を抑えるのが目的です。
それに日帰り専門ゆえ、縦走する方達のようにグラム単位での軽量化は特に気にしていませんしね。
この水筒の形ならザックのヘッドにもすっきり収まりますし、飲み口の狭さからグイッと飲んでも口の横からだぁーとはなりません。
沢やトッタの泉みたいなところなら水を汲むのは簡単です。
洗いにくいのが難点です。なので水以外は入れないようにしています。
あとは、なかなか乾いてくれないですね。
実は水筒の口から飲まずにキャップを使うとか仲間に飲ませるための水だとかいうのはここでは気にしません。
水筒は種類いろいろ
とにかくいろいろあるので素材別(?)に水筒を見ていきます。
お手軽なペットボトル
まさかのこれからです。
一番身近で手軽だと思います。日帰りならこれで十分なところも多いですし。
ただ、山へ行く回数が多い場合は水筒を買った方が頑丈で安心できるかもしれません。
頑丈で軽いプラスチック
ナルゲンボトルもそうですが、こちらも同じようなものです。
密閉性が高く、やっぱり頑丈で信頼感のある水筒がおすすめです。
温かい飲みものならステンレス
いわゆる魔法瓶ですね。
以前私も持っていて、お湯を持って低山に登りカップヌードルを食べた記憶があります。
山で食べるインスタント系はなぜか体に染み渡ります。
軽さ抜群のアルミ
見た目のカッコよさなら一番です。
アルミなのでジュースなど缶と同じく、へこんでしまいます。
でも軽くてプラのようなニオイがないのがいいところです。
軽くてかさばらないソフト系
使わない時はたたんでコンパクトになります。かさばらなくていいですね。
頑丈さには少し不安がありますが、軽いしかさばらないので荷物を軽くコンパクトに登山したい方に向いていると思います。
容量もいろいろ揃っているので日帰り登山から連泊登山時の水確保にも使えます。
ちょいちょい給水するならハイドレーション
長時間かかるような山で使っている人を見かけたことはありません。
夏にトレランっぽい人が使っているのを一度見ました。…よく転ばないなぁってじっと見てごめんなさい。
そういえば、私のザックにもハイドレーション用の穴があります。
イメージですが、穴からストローっぽいものを出すとこんな感じになります。
…私が使うことはないかな…。
ザックから水筒も出せないような休憩をすることはないと思うので。
立ち止まるのすら惜しい!歩き続けるんだ!という登山スタイルなら使うかもしれません。
水筒のある登山がおすすめ
そこそこ山に行く人なら水筒はあった方が便利です。
ロゴの文字が薄くなるくらい使ったのか!とか楽しみみたいなものも増えてきます。
あとは登山の相棒なので、やっぱり愛着の持てるものがいいのかなぁと思います。
靴もザックも服も小物たちも何もかも全部、一緒に登山して苦労したり楽しんだりする大事な仲間です。