登山に必要不可欠な装備の1つ登山靴。
いろいろな種類があって何が何に向いているのかいまいち理解できないので情報を整理しつつ理解していきます。
師匠は少し昔の知識なので超最新情報ではないかもしれません。
が、昔のこと=基礎基本なので師匠の教えを書いていきます。
大ざっぱにわけるとこうなります
ざっくりと分けて見ていきます。
- トレッキングブーツ
- オールシーズンブーツ
- 冬山用登山靴
- 本革製登山靴
以上のように分けました。
さらに細分化できますが基礎知識なのでこのくらいの分け方でいきます。
目的に合わせて選んでいく
服装もでしたが、靴も当然同じですね。
自分の目的・行く山・季節などに合わせて選んでいきます。
自分の体力・足の状態・色などの見た目の好みもありますよね。
なので、
絶対にこれで!と言い切ることは無理です。by師匠
ただ。
冬山に関しては、保温性やアイゼンなど装備品の装着問題が生じるので冬山用登山靴を用意しましょう。
仮に夏用靴で雪山に行って冷えたつま先が痛いとか自業自得すぎて同情の余地はありませんし。
オールシーズンブーツでも真冬&厳冬期はやめた方がいいとのことです。
各登山靴の特徴を簡単に見ていく
ページ上の方で登山靴の種類をざっくりと4つに分けてみました。
これらの特徴を簡単に見ていきます。
なお、
トレッキングブーツと軽登山靴の線引きは曖昧で、メーカーによってもバラバラに感じました。
なので、今回は一緒のくくりにしています。
明らかに違いが分かるようになったら追記・修正していきます。
トレッキングブーツ
これに分類される登山靴は、
ハイキングや日帰りできる低い山
で使用することが想定されています。
こんな感じのものです↓
靴の部分的に、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維・合成皮革やヌバック(表側に起毛加工がしてある皮革)などが使われています。
靴本体の形は足首までの高さで、
ローカット、ミドルカット、ハイカットと分けられます。
グレードの高いもの、つまり本格的なものほどハイカット(足首まで高さがある)になっています。
靴本体と靴底の強さ・硬さによってグレードが変わり、強ければ強いものほど上級者向けの靴になります。
別に初心者お断りというわけではありませんので気に入ったら履くのはありです。
が、
自分もそうなのですが登山初心者がいきなり上級者向けの靴(硬い・強い)を履くと、歩き方を知らないがゆえに危ないかもしれません。
疲れが倍増くらいなら気合いでなんとか乗り切れますが、岩場などで硬い靴底のおかげでバランスがうまく取れずに足首をぐにゃっとやる危険もあります。
カッコつけずに初心者は初心者らしく、靴選びをしていきましょう。
オールシーズンブーツ
ここに分類される靴は読んだままなのですが、
- 日帰り登山
- フル装備の縦走登山
- 冬山(厳冬期は基本×)
などどの季節・登山スタイルでも使える便利なものです。
[モンベル] mont-bell アルパインクルーザー 2500 Women’s 1129316 NV (ネイビー/22.0) |
革製ゆえに全体的に硬めで重たいものが多いですが、↑の靴は硬い登山靴に慣れていなくても柔らかくて比較的履きやすくなっています。
岩場などでもグリップが良く、滑りにくくなっています。(上の靴の話です。)
冬山もある程度なら問題ないと思います。
防水性能もありますし、ある程度までなら保温してくれます。
ですが、
重量タイプ冬山用登山靴に比べると、当然ながら防寒性能は劣りますので厳冬期の着用は控えるべきかと思います。
冬山用登山靴
そのままなので推奨使用環境は書きません。
冬山用ですので。
寒さ対策万全なので保温性に優れていて、靴本体・靴底ともに硬く作られています。
初めて冬用登山靴を履くと、硬い!重い!歩きにくい!となるのは普通のことらしいので慣れるまで頑張りましょう。
師匠ですら夏用登山靴の履き心地が恋しくなるみたいです。…冬山好きなくせに。
また、先ほどのオールシーズンブーツは厳冬期以外はOKでしたが、こちらの靴は夏には不向きです。
冬専用靴として使用していきましょう。
冬用登山靴にはプラスチックブーツというものもあります。
↓師匠が愛用しています。(私も買いました!)
|
本体はプラスチックで出来ていて、中にはインナーシューズが入っています。
歩行性能の他、保温・防水・耐久など充実したスペックが売りのブーツです。
実際にひと冬履きましたが、めちゃくちゃ暖かいです。
つま先が冷えるとかそんなものとは今のところ無縁です☆
が。
長年使い込むことでプラスチックが劣化して、歩行中にバラバラになる危険もゼロではありません。
ただ、そこまで使い込むには相当な時間が必要だと思うので、そこまで心配する必要はなさそうです。
先ほど紹介したSCARPAは、硬めで歩きにくいですが山スキーに向いています。
雪すら接していなかったど素人が頑張りました→山スキーに挑戦してみる
個々の用途に合わせて選んでいきましょう。
本革製登山靴
いい絵が見つかりませんでした。
読んで字のごとく、革製の登山靴です。
そして、オールシーズン対応です。
ただ。
いろいろ書いてきた靴と比べてメンテナンスなどの手間がかかってしまいます。
冬山に行く時は、靴下やオーバーシューズなどで防寒対策をする必要が出てきます。
ただ履くだけでなく、メンテナンスしたり工夫したりしないといけないわけですね。
オーダーメイドで作ってくれる店も少ないながら存在するようで、市販の登山靴がどうしても足の形に合わなかったり、中敷きを入れてもどうにも出来ない場合などには、ありがたい存在です。
この靴を使うのであれば、手間と特徴を良く理解してあげることが必要ですね。
靴だって愛着を持って使ってあげたい。
重い靴と軽い靴
重い登山靴は、
足が重い・靴が硬いので、自分に合った靴を探しにくいのが難点です。
あとは少々お値段が高め…。
それ以外は、万能!と師匠も言っていました。
軽い登山靴は、
柔らかいので足になじみやすく、軽いので疲れにくいです。
なじみやすいので靴ずれの心配も減ります。
ただ、
重い靴より滑りやすかったり、足場の悪い場所・急な下り坂ではつま先や爪を痛めやすくなります。
あとは重たい荷物を背負った時に、足首より下へのダメージは大きくなります。
最初にも書きましたが
どの靴がいいのかは、
行きたい山・季節などに合わせて自分で選んで決めていきます。
大事なのは、
自分の足に合っているか?
登山スタイル・実力に見合っているか?
です。
私がそうなのですが、経験者にアドバイスをもらうことは大事です。
初心者がなんちゃって山知識で適当に靴を選ぶのはケガにつながると思います。
(スポーツもそうですよね。中途半端はケガするだけです。)
アドバイスをもらいつつ、自分の足・体力はもちろん見た目などのこだわりも含めて、靴選びをしていきましょう!
そんな私の相棒はこの子です。