新しい靴を履いてご機嫌で出かけたのに靴擦れでテンションだだ下がり。
水ぶくれが出来たり、皮がむけたり。
もうこの靴なんか履かなくて良くない?なんて気分にもなります。
そんな普段でも痛くて嫌な靴ずれが登山中に起きたら…。
今回は靴擦れの対策を見ていきます。
壮絶な靴擦れ体験
靴の素材が硬いものだと靴擦れを起こしやすいですよね。
革靴なんか特にそうですね。
私の話なのですが、仕事で(強制的に)長時間履かざるを得ない時に、ひどい靴擦れに悩まされました。
しかも、新品のパンプスにストッキングで1日中歩く走るの繰り返しを1週間。
絆創膏は1回ではがれます。無意味でした(T◇T)
かかとはもう皮はむけまくりで血まみれです。
気持ちが弱いからそうなるんだ!とかバカなこと言ってる人がいましたけど。
痛いけど仕方ないから頑張ろうという気持ちは一瞬で消え去りました。
対策する時間を少しでいいいからくれよって感じです。
サイズ的にはスニーカーと同じサイズでしたが、足の形に合っていなかったんでしょうね。
特に、かかと。
靴の幅が狭く、かかとの両脇が常にごしごし擦られている感じで通常の歩行もつらかったです。
後ろの部分も、かっっっっったい素材のせいでもう痛いのなんのって。
つま先はつま先でまたキュッと細くなっているのでぎゅうぎゅうになって足がつぶれている感じでしたが、かかとよりは耐えられました。
この靴を履き続けた(強制的に)結果、修復には多大な時間が必要でした。
靴擦れ無限ループです。
しつこいですが気持ちじゃ治りません。
サイズが合わないのは試着して解決できたとしても、それ以外の足の形とか体の歪みとか。
このどうしようもない事態は、きっとオーダーメイドの靴以外には解決方法はないのでは…?
普段の靴も登山靴も売っているもの中から、自分にある程度フィットする靴とは出会えても、ぴったり合う靴にはなかなか会えないと思います。
残念な話ですが。
そんなこんなで長くなりましたが、
気持ちじゃ絶対に乗り切れない靴擦れの対策をしていきます。
登山と靴擦れ
登山での靴擦れの程度は、
歩行時間・歩行距離・ザックの重さ
によって変わってきます。
これら3つの要素に比例して、靴擦れのひどさは増します。
あとは、登山道の状態です。
傾斜がキツイところや地面の状態が悪い・足場が悪い場所など、足にかかる負担の大きさですね。
日帰りで行けるような比較的なだらかな斜面の続く低い山に履いて行って靴擦れなどの足のトラブルもなく帰れた靴でも、傾斜のキツイ山や、フル装備で縦走する時に履いて行ったら靴擦れが!なんてこともあるそうです。
師匠って靴擦れ対策はどうしているんですか?
靴慣らしと足の観察。by師匠
靴慣らしはわかるんですけど、足の観察ってなんですかね?(・◇・ )
登山前に靴慣らしは絶対にするべき
新しく買ったら必ず絶対に靴慣らしをします。
新しい靴を買うとなぜかテンションが上がってすぐに出かけたくなるんですが、ちょっと落ち着きましょう。
まずは、家周辺で履いて歩いてみます。
近くのコンビニに行くとか公園まで散歩しに行くとか。
普段の靴より重たいですが、ダイエットも兼ねられて一石二鳥ということで頑張りましょう☆
そして、歩くのに慣れたら、ちょっとだけ走ってみます。
歩くのとは違う力のかかり方をしますからね。
走るのはちょっとで大丈夫です(゚∇^*)
師匠が言っていたのですが、山岳部では歩荷という歩行訓練があるそうです。
登山靴を履いて、想定される重量のザックを背負って、平地をひたすら歩くそうです。
一度だけ5人くらいの列に遭遇したことがありますが、つらそうでした。
隣を歩いて追い越したのですが…ザックが歩いてるような錯覚とクタクタな感じが伝わってきました(´O`)
話を戻します。
ちょっと走って靴慣らしが済んだら、日帰りできる低い山に行ってみましょう。
下山したら、靴擦れしていないかどうか足をよく見てみます。
下山後に靴擦れの観察日記
裸足になってじっくり観察です。
私もなのですが、下山後は達成感やら解放感やらで、歩いている時は気になっていた足の違和感も忘れます。
後片付けなどもあるのでさらに忘れます。
が、しっかり観察しましょう!
少しでも靴と干渉している部分は、赤くなっていたり、ちょっと痛いかな?くらいの痛みがあります。
日帰りできる低い山で靴擦れが起きたとしたら、もっと厳しい山に行ったらどうなるのかはわかりますよね。
厳しい山になればなるほど足への負担も増えます。
靴慣らしで行った山で違和感のあった部分は必ず靴擦れが起きる部分なので記録として残しておきましょう。
○いつ・どこの山に行った時に靴擦れが起きたのか
○どの程度の靴擦れなのか
を記録します。写真も撮るといいと思います。
山行った!楽しかった!のついでに残しておきましょう。
次に山へ行く時の対策ができます。
登山の靴擦れの対策をしていく
簡単にすぐ出来る対策だと、
靴の中敷きを変えてみる
ことです。
これで意外と良くなったりします。
あと簡単なのは、
靴下を変えてみる
です。
薄い靴下で擦れたのなら厚手のものを履いてみる、1枚で擦れたなら重ね履きしてみる、などすぐに出来ますね。
私は2枚重ね履きすることで、靴に足がフィットするようにしています。
靴ひもの編み上げを低く結ぶことで改善することもあります。
1段ずつ下げてみて様子を見ましょう。
この方法はかかとが当たって痛い場合に有効です。
足首が多少なりとも自由になるので、靴の当たり方が変わります。
このように、いろいろ試してみるのが大切です。
繰り返して微調整していけば、自分の靴擦れ傾向がわかり、足のどこに対策をしたらいいのかわかってきます。
ここまでしつこく調整しているうちに、靴も足になじんできてくれるので、気付いたら靴擦れ対策いらなくなった!なんてこともあります。
そうなればもう愛着以外のなんでもないので、大事に使っていきたいですね。
私が試した方法
買い物に行く時などに履いていて、どうしても右足の小指が赤くなってしまっていました。
もちろん登山に履いて行くものなので、対策が必要です。
そこで試したのはテーピングです。
こいつを小指にひと巻きしました。
なんとそれだけで、靴擦れなど何もなく快適な登山をすることが出来ました。
テーピングひと巻きでこんなに違うのかと驚きましたが、効果は抜群です。
ちなみにですが、ぐるぐる巻きすぎると隣の指と干渉して、また不具合が生じます。
なのでひと巻きで十分だと思いますv(。・・。)
お金に余裕のある師匠はこちらを使用しています。
大きさは他にもあるので、自分の貼る部分に合わせた大きさを選んでくださいね。
万が一、歩いていてはがれてきてしまう時にはテーピングとの合わせ技で対応します。
補強するために、テーピングをパッチより大きめに貼ります。
絆創膏もそうですが、周りの部分からぺりぺりはがれてきますよね。
そこをテーピングで食い止めるわけです。
貼る時は肌の状態をチェック
傷とか湿疹の話ではありません。
そこは基本なので割愛ですヾ( ´ー`)ノ
テーピングにせよ靴擦れパッチにせよ、貼る時に皮膚が乾いているかどうかに注意します。
汗をかいているなど、ちょっとでもウェッティな状態だと貼ってすぐにはがれますΣ(゚□゚(゚□゚*)
しっかり乾燥させてから貼りましょう。
せっかくのパッチやテーピングがムダになってしまいます。
登山中に貼るのはなかなか大変だと思うので、出発前に貼りましょう。
以上、靴擦れの対策方法でした。
テーピングとキツネです。
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