必要ないんじゃないかと思っていた高度計です。
が、持って行ってみたらその考えは間違いだと気付きました。
今回は、そんなモチベ維持&達成感アップにも役立つ高度計です。
標高がわかっていれば
登る山の標高などは調べていきますよね。
高度計を持っていて、標高がわかっていれば、頂上まであとどれくらいかを簡単に知ることができます。
引き算すればいいだけですからね。
単調な景色と風景が続くとモチベーションが低下する私ですが、ちらっと見た高度計で現在の標高がわかれば気持ちが変わってきます。
あと少し頑張ろう!となります。
…たまに逆のこともありますが…。
地形図を読む練習
高度計があれば地形図を読む「読図」が苦手でも、ある程度であれば正確に現在地を知ることができます。
読図のできる人でも、視界不良時などには現在地を知るために重宝するそうです。
高度計があれば現在の高度を知ることができます。
地形図には等高線が書かれているので、その高度計に表示されている高度と同じ等高線上に自分がいることになります。
登山道を大きく外れてしまった場合を除き、この方法を使えば現在地を知ることが出来ます。
よって、
読図が苦手・不慣れ・はじめましての人でも山での実践練習には高度計があるといいと思います。
アナログ式のものもありますが、腕時計に内蔵されたものもあります。
気圧は変化する
高度計は気圧を感知して高度を出します。
気圧は一定ではなく変化するものです。
登山前に、標高のはっきりわかる場所で高度計を校正します。
ちょっとした誤差どころか、まったく違う場合もあるので校正する作業はきっちり行います。
高度が上がるほど気圧は下がるうえ、高度と気圧は比例していません。
気圧が不安定であれば、登山中でも校正する必要が出てきます。
校正した高度計で登ったのに頂上では実際の高度より高く表示された場合、気圧が下がってきているということです。
天気の変化にも気付くことができますね。
登山道によっては標高が表示されている場所もあります。
そこで高度計を確認して、合っているかどうかを確認してみてもいいと思います。
ちなみに私はスマホを登山中には使用しませんので詳しくありませんが、高度計のアプリも存在します。
GPSの信号で高度を出しているので、気圧式より誤差は大きくなります。
気圧式高度計の搭載されたスマホであれば気にする問題ではありませんが。
スマホがあればいいの?
スマホの話が出たので流れで書いていきます。
地形図アプリを入れることでGPS専用機の代わりになりますよね。
近所の山でもスマホをいじっている人はたくさん見かけます。
これらのアプリには地形図が表示されるので、練習しようと思えば読図の練習にもなります。
アプリを使っていればほぼリアルタイムで現在地がわかるので、高度計なんていらないという人も多いでしょう。
バッテリー切れの心配も予備を持って行けばいい話ですし。
前の仕事で機械いじりをしていた私のひとりごとですが、
機械は機嫌が悪くなると言うこと聞かない
ですね。
新しいものほど、この傾向は強いです。
そして壊れれば終了。業者に修理依頼です。
アナログ式や古い型なら分解してなんとかなりますが。
そんなこんなで全てをスマホに委ねるのは非常に抵抗があります。
登山って時には命に関わりますしね。
スマホに命は預けません。自力で守ります。
登山には必ず腕時計をして行くので
上で散々機械は信用ならん!と言った私ですが、高度計付腕時計を愛用しています。
カシオのプロトレックです。
頑丈でゴツイ時計が好きなので登山とは無縁の時からの愛用です。
アナログ式の高度計は師匠が持っています。
2人以上のパーティだからこそできる装備品分散作戦です。
高度を拾うのに若干のラグは発生しますが、今のところ問題なく正確に高度を表示してくれます。
即買いできる値段ではありませんが、登山中に高度を確認する際にはとても楽で使いやすいものです。
アナログ式だと確認するたびにポケットから取り出すというちょっと厄介な作業が発生します。
腕時計なのでちょっと確認したい時には重宝します。
スマホがあれば別に…な方にはあれですが、個人的には持っていた方がいいのではないかなぁと思います。
ニャンコ先生、家に1匹欲しいですね。黑ニャンコでもいい。