初めての冬山は恐怖でした。

怖かったです。

本当に怖かったです。

師匠と共にキックステップの練習と山スキーをしに行ってきました。

キックステップで行けるところまで!で、恐怖に完全敗北して撤退しました。

もちろん滑落するような場所ではありません。

それでも初めてだとあらゆるマイナスの思考が全開になります。

人間って無力です。自然には勝てないっす。

山スキーがメインなんです

そう。

メインは山スキーです。

練習して予想以上に楽しかったのと冬の暇さが相まって。

スキーはまた別の記事で書きます。

楽しかった方は別に。

キックステップの練習

さて。

目標地点までは到着しました。

ここからはスキーを置いて(デポして)歩いて山頂方面へ。

これ登れるんすか?師匠(・_・?)

雪崩る心配もない場所というのでとりあえず進んで行きます。

(師匠の庭状態の山なので詳しいです。)

最初は雪も柔らかくて蹴り込むのも楽々でした。

このくらいなら山頂まで行けそうワクo(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワク

なんて甘い私はすぐに砕け散って消えることになるんですが。

吹き付ける寒風と固い雪

蹴り込んでも入んないけど(`Д´)

足が半分程度しか入らない(乗らない?)ので、浮いているかかとが恐怖でした。

普段生活していてかかとが浮いているなんて滅多にないので。

ガリガリに固まった雪は相当蹴らないと入りません。

師匠はザクザク上がって行きますが、私は「かかとが浮いてる!無理!」と蹴り込みまくり進まず。

↓まだ頑張る気持ちがある時

そして吹き付ける寒風がさらに気力を奪っていきます。

体力は回復して問題なかったのですが、もう精神的に弱すぎてやられました。

↓ほぼ進んでないのに心が砕け散って進む気力がなくなってしかも泣いた時

ここからもう少し「無」に近い状態になったので進みますが、ガリガリ雪に恐怖心が増します。

進みたい心が(数回)砕け散ったのでもう進めません。撤退します。

撤退は悔しい

気持ち的には非常に悔しいです。

無理してまで行くものではないとわかっていても、悔しいものは悔しい。

撤退時に山頂方向を見た時こんな感じでした。

なんというか…威圧感?のような。

お前にはまだ早いから出直せ、と山に言われている感じでした。

変な意地を張らずに撤退できたのも山のおかげだと、帰ってきた後やっと思いました。

下りも最初は怖くて無理

師匠はお手本がてらザックザック進んで行きますが、

登りで砕け散った心ではもうね。何も出来ない気しかないです。

唯一の救いは一瞬視界に入った景色がとってもキレイだったということ。

下山しなきゃ寒いのでとにかく下ります。

ちなみにですが、来た時の足跡はもうほとんど消えています。

冬山の怖さは(私としては)十分体験した気がします。

初の冬山の感想

自分で自分の恐怖心に勝てないと誰に何を言われても無理だと思いました。

例え師匠に大丈夫!と言われても、自分の中で気持ちの整理や冷静さがないと無理です。

それか「無」になって進むかだと思います。無って難しいですが。

次は山頂を目指して道具に頼ってリベンジです。

一度行けば怖くないのもわかりますし、慢心せず油断せずに挑めば次は行ける気がします。

もちろん天気を見て。

 

最後にあれなんですが、

人間は道具がないと自然の中では無力です。

今回の最大の収穫はこれです。