今年も一緒に頑張ったザックをキレイに!

近所の山から日高に大雪と欲張ったせいか、かなり気合いの入った汚れ方をしている私のザックです。

この泥はあの山かなぁ…ここに刺さってる草はこの山だなぁ…

なんて思い出を振り返りつつ、ザックを洗っていきます。

1つ注意なのですが、

丸洗い禁止のザックを使用していて丸洗いが不安な場合は、当然、取説通りのお手入れ方法が安全です。

では洗っていきましょう。

まずはザックを分解していく

〇ザックの外せる部分(ベルトやフレームなど)を外していきます。

私の愛用ザックはこちらのミレーのザックです。

上のフタ部分が外せるタイプなので外していきます。

隙間に入り込んだ枝や葉っぱ、予期せぬところに付着した泥などもあるので分解できるところは全て分解します。

あとは忘れずにレインカバーも取り出します。

ザックを洗う下準備でフレームを外す

背中の部分からこんなフレームが出てきました。

ザックを洗う下準備でフレームを外す

背中の部分にはまだ板状の何かが入っていますが、出入り口は縫い付けられていて出てきません。

これ以上の分解作業はできないようなので、ここまでにして早速洗いにかかります。

今回は洗濯機ではなくて手洗いで頑張ってみることにします。

ザックをじゃぶじゃぶ洗っていく

〇ぬるま湯を浴槽などに張り洗剤を入れて押し洗いします。

浴槽にぬるま湯を張って手洗い…と思ったのですが、

中途半端な体勢のせいかすぐに体がキツくなります。主に腰が痛い。

浴槽の外から手洗いというか押し洗いは断念して途中から足でやさしく踏み洗いしました。

ザックが浸る程度の量を浴槽に入れていきます。

ザックを浴槽で手洗いする

押せば全体が沈むくらいの水深でいいと思います。

下の写真の水量だと少し足りないように見えますが、手や足で押して洗っていくのでこのくらいで十分でした。

ザックを浴槽で手洗いする

ここに洗剤を適量投入し、手で押し洗いやら足でやさしく踏み洗いしていきます。

汚れのひどい部分には洗剤を少し直接たらして、やさしくこすって落とします。

とにかく全ての作業はやさしく丁寧に行います。

ちなみに使っている洗剤はこちらのものです。

押し洗いしていると、徐々に濁ってきました。

ここに自分の汗もたっぷり含まれていると思うと複雑な気持ちになります。

ザックを洗ったら出てきたいろんな泥と葉っぱとゴミ

いろんな山の葉っぱらしきものが出てきます。

ハイマツめっちゃ刺さってるなぁ…。

押せば押すほど汚れが出てくるような気がしてきます。

ザックを洗ったら出てきたいろんな泥と葉っぱとゴミ

どこから持って帰ってきたのか分からない泥や砂たちがいっぱいです。

ザックを洗ったら出てきたいろんな泥と葉っぱとゴミ

…今日は風呂掃除がめんどくさいですね(;´・ω・)

とかなんとか思っているうちに汚れはほぼキレイに落ちました。

 

登山装備はすすぎが命

と、師匠に言われまくったのでがっっっつりすすぎ作業をしていきます。

水の量は洗う時より気持ち多めに浴槽に入れてすすいでいきます。

あとは、水が透明になるまでひたすら洗い作業と同じように押したり踏んだり頑張ります。

私の場合は3回ですすぎは終了しました。

部分洗いをした場所などは、洗剤が残らないように特に気を付けてすすいでいきます。

すすぎ命です。

洗濯機を使ってザックを洗う場合

今回は浴槽での手洗いにしましたが、洗濯機を使った方が当然楽で早いです。

洗濯機を使用してザックを洗う方法は以下の通りです。

  1. ザックの外せる部分を外す。
  2. バックルはカチッとはめておく。
  3. ファスナーは開ける。
  4. 洗濯ネットにザックを入れる。
  5. 中性洗剤を適量入れる。(通常の洗濯洗剤でも少量ならいいらしい)
  6. やさしく洗えるモードか、標準モードの短時間で洗う。
  7. すすぎはしっかり。
  8. 脱水はなし。もしくはごく短時間で終わらせる。
  9. 陰干しして乾かす。
  10. 乾いたら組み立てて終わり。

中性洗剤がない場合は通常の洗剤を使うのも大丈夫なようです。

が、通常の洗剤は弱アルカリ性で洗ったものに洗剤成分が残ると劣化してしまうそうです。

なので使用する時は洗剤の量は少なめということなんですね。

そしてもちろんすすぎ命

登山装備は高価なものが多いので、普段着よりさらに気にして手入れしてあげたいですね。

引き続き撥水処理を行う

これはやらない方がいいです。

ショルダーベルトやチェストベルトがツルツルになって絞れなくなります。

本気でおすすめしません。

 

ザック洗い洗濯機バージョンを挟みましたが、引き続き撥水処理をしていきます。

この作業についてはお好みだと思うので、飛ばしても大丈夫だと思います。

使用するのはこちらです。

ザックを洗い終わった後の撥水処理のためのニクワックス

NIKWAX TX ダイレクトWASH-INです。

こういったお手入れ用品は高いので、いつもケチケチ使っています。

レインカバーもウエストポーチも一緒にレッツ撥水☆していきます。

ついでにヤッケなども一緒に撥水作業してしまいます。

なんだかもったいない気がするので。

すすぎ終わったザックたちのいる浴槽に新しく水を張りニクワックスを投入します。

ザックを洗い終わった後の撥水処理

この後は洗濯機で洗ってるようなイメージでわしゃわしゃ混ぜていきます。

洗うというより混ぜる感じです。時々ひっくり返してみたりもします。

もういいかなぁという頃合いで終了です。


NIKWAX TX.DIRECT WASH IN 強力撥水剤

 

陰干しして乾いたら復旧

脱水はしないでこのまま風呂場につるしておきます。

洗い終わったザックを陰干しする

脱水していないので、かなり滴ります。全身びしょびしょになりました。

 

残すは復旧作業です。

乾いたら、フレームを戻したり、分解したパーツを戻したりと復旧すれば作業は完了です。

向きや裏表などを確認しながら作業していきましょう。

私だけかもしれませんが、フレームの向きは取り出す時に覚えておかないと手こずります。

その他のパーツも、あれ?向き逆?と立体パズル的になりながらの復旧作業でした。

そして、2時間近くかかりました。…私の手際の問題ですかねo(´д`)o

思った以上の重労働だったので次回以降は洗濯機を使いたい気持ちで溢れています。

でも、相棒感が増してくると手洗いしてあげたい気持ちになる不思議な感じの登山装備たちです。

来年もまたよろしく、と装備に話しかけて今日は終了です。